アイサロンの売上が月150万円。カードの手数料と予約サイトのポイントで、月いくら出ていっているのでしょうか
2026年10月12日アイサロンの場面で書いています
アイサロンの話です。1店舗で、先月の売上は150万円でした。
売上のうち、現金でいただいたのは4分の1ほど。残りの75%は、カードやQR決済などです。
売上の半分は、予約サイト経由のご予約でいただいた分です。アイサロンでは半分ほど、という現場の実感があります。この店も半分です。
金額と割合は店によって違います。ここでは一例として、この店の数字で計算します。この記事で計算に使う売上は、税抜です。
月末に、お客様がカードやQR決済で払った金額と、決済会社から入金された金額を見比べました。入金のほうが少なくなっています。
カードの手数料が引かれているからだ、とは分かっています。率は、3%ほどと覚えています。
では、月にいくら引かれているのか。
予約サイトによっては、ポイントのうちお店が負担する分があります。その率も、予約サイトやご契約によって違います。
お店が負担するポイントの分は、入金の差に入っているのでしょうか。
みなさんの店では、手数料とポイントを足した金額を、すぐに言えるでしょうか。
この記事は、手数料とポイントを足した金額が月にいくらかに答えます。家賃やお給料より先に、売上から出ていくお金です。あわせて、その金額がどこに載っているかも書きます。
月に48,750円です。売上の3.3%にあたります
先に答えを書きます。
この店で、売上から先に出ていくお金は、月に48,750円です。同じ売上が12か月続くと、年に585,000円です。
中身は2つです。
- カードなどの手数料 150万円×75%×3% → 33,750円
- 予約サイトのポイント 150万円×50%×2% → 15,000円
手数料がかかるのは、現金以外でいただいた分だけです。150万円の75%で、1,125,000円。その3%が33,750円です。
ポイントのお店負担は、2%と置きました。かかるのは、予約サイト経由の分です。150万円の50%で、75万円。その2%が15,000円です。
2つを足して、48,750円。150万円で割ると3.25%で、小数第1位までにすると3.3%です。
ここまでの金額・割合・率は、例として置いた値です。手数料は決済の種類やご契約で、ポイントは予約サイトやご契約で変わります。ご自分の店の数字に置き換えて読んでください。
いまの話を、サロン電卓の画面で見ると、こうなります。

口座の入金を見ても、ポイントの分は見えないことがあります
48,750円のうち、入金の差として見えるのはどこまででしょうか。
手数料が引かれてから入金されるご契約なら、入金の差として見えるのは手数料のほうです。この記事の計算(税抜の売上×率)では33,750円で、実際の入金の差とは同じ額にならないことがあります。
ポイントの15,000円は、入金の差に入っていないことがあります。予約サイトによっては、毎月の掲載料と合わせて請求されるためです。
ポイントを請求書で払う形だと、入金の差だけを見ていても、この店の15,000円は数えられないままになるのです。
手数料は入金から引かれ、ポイントは請求書で払う形なら、手数料は決済会社の入金明細に載ります。ポイントは、予約サイトの請求書の側です。
2つを足した金額は、どちらの紙にも載っていません。
どちらの形で請求されているかは、ご契約によって変わります。入金明細と請求書を、1度並べてみてください。
予約サイト経由の割合で、金額はこう動きます
2つの割合のうち、予約サイト経由のほうを動かしてみます。売上150万円、現金以外75%、手数料3%、ポイント2%はそのままです。
| 予約サイト経由の割合 | ポイント | 手数料と足した金額 | 売上に対して |
|---|---|---|---|
| 30% | 9,000円 | 42,750円 | 2.9% |
| 50% | 15,000円 | 48,750円 | 3.3% |
| 70% | 21,000円 | 54,750円 | 3.7% |
予約サイト経由が30%から50%へ、50%から70%へ増えるたびに、月6,000円ずつ増えます。同じ売上が12か月続くと、年に72,000円です。
現金以外の割合も、同じ向きに動きます。75%が90%になると、手数料は33,750円から40,500円に増えます。
予約サイト経由が増えるほど、現金でいただく分が減るほど、先に出ていくお金は増えます。
この金額は、売上が増えると一緒に増えます
48,750円は、毎月同じ金額ではありません。売上に率を掛けたお金なので、売上が増えた月は一緒に増えます。
家賃や、予約サイトの毎月の掲載料とは、動き方が違います。そちらは、売上がいくらの月でも同じ金額です。
赤字にならない月商を出すときは、この2つを分けて置きます。
- 売上と一緒に動くお金 手数料とポイント。この店では、売上の3.3%
- 毎月同じ金額のお金 家賃、掲載料など
3.3%のほうは、材料費と同じ側に並びます。売上から先に引かれて、残ったお金で家賃やお給料をまかなう、という順番です。
この金額には、毎月の掲載料と、税の違いが入っていません
48,750円に入っていないものを書きます。
- 予約サイトの毎月の掲載料。売上がいくらでも同じ金額なので、分けています
- 決済の種類ごと、予約サイトごとの内訳。ならした率を1つずつ置いています
- お客様がポイントを使って払った分の扱い。この記事が数えているのは、予約サイト経由の売上に、お店負担の率を掛けた金額だけです
- 口座に入る日が、いつになるか
税についても、1つあります。この記事は、税抜の売上にそのまま率を掛けています。
手数料やポイントが、税込の金額をもとに計算されるご契約もあります。そのときは、実際の額がこの数字より多くなります。
どちらをもとに計算されるかは、入金明細や請求書で確かめてください。
手数料やポイントに消費税がかかるかどうか、帳簿でどう扱うかは、この記事では扱っていません。税理士さんにご確認ください。
売上は、施術と店販を分けずに置いています。
手数料とポイントを減らせるかどうかは、この計算からは分かりません
この計算は、次のものを見ていません。
- カードやQR決済が使えることで、来てくださっているお客様が何人いるか
- 予約サイトから、新しいお客様が何人来ているか
- 決済会社や予約サイトのご契約を、変えられるかどうか
出るのは、月にいくら出ていっているかだけです。
この金額を見て何かを変えるかどうかは、この計算からは決まりません。
続けるのか、見直すのか。決めるのは、あなたです。
割合と率を入れるだけで、月の金額を出す道具があります
掛け算は、電卓でもできます。手間がかかるのは、割合を打ち替えて、何度も出し直すところです。
サロン電卓の「売上から先に出ていくお金」は、手数料とポイントを足した金額を一度に出します。
はじめに、「業種」でアイサロンを選びます。「予約サイト経由でいただいた割合」に、50が入ります。
この50は、アイサロンの目安として入る数字です。統計から取った数字ではなく、現場の実感による目安です。ご自分の店の割合が分かるなら、打ち替えてください。

次に、数字を4つ入れます。
- 「1か月の売上」に、1,500,000
- 「現金以外でいただいた割合」に、75
- 「カード・QR決済などの手数料」に、3
- 「予約サイトのポイントのお店負担」に、2
入れ終わると、いちばん上に、48,750円 / 月、売上の3.3%、年にすると585,000円と出ます。
すぐ下に、カードなどの手数料33,750円、予約サイトのポイント15,000円と、内訳が並びます。

「予約サイト経由でいただいた割合」を、50から70に打ち替えてみてください。
54,750円 / 月、売上の3.7%、年にすると657,000円に変わります。ポイントは21,000円です。

割合が分からないときに見る場所は、それぞれの数字の下に書いてあります。現金以外の割合は、レジの日報で見ます。
ポイントの率が分からないときは、「予約サイトのポイントのお店負担」を空のままにしても答えが出ます。そのときに出るのは、手数料だけの金額です。
答えの下には、この3.3%を「損益分岐の月商」に入れる、という案内が出ます。赤字にならない月商を出すときに使う数字です。
https://salondentaku.com/apps/sales-fees
今夜やることは1つです。先月の入金明細と、予約サイトの請求書を、並べてください。手数料とポイントを足すと、月にいくらでしょうか。その金額が、あなたの店で先に出ていっているお金です。
月の売上と、現金以外の割合・手数料の率を入れると、カードの手数料と予約サイトのポイントで毎月いくら出ていっているかが出ます。売上の何%にあたるかも出ます。
登録なしで、無料でお使いいただけます。
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