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クーポンで20人来た。値引いた60,000円は、次に何人来れば戻るのか

2026年8月27日

「値引き・クーポンの損益」の画面は開いた。そこから先で、手が止まっていませんか。

以下、美容室のスタイリスト3名の1店舗を例に書きます。通常8,000円のメニューを、クーポンで5,000円にしました。1か月で20人来て、そのうち6人が次も来たお店です。

下の本文にある「9人」が、画面では「8人」と出ているなら、2つ下の節「9人ではなく、8人と出たとき」を先に読んでください。

答えの枠に出るのは、人数ではなく金額です

画面を開くと、いちばん上に枠が1つあります。見出しは「その値引きで 手元に残った粗利」です。打ち込む場所ではありません。答えが出る場所です。 打つ欄は、この下です。

開いた直後は、こう書かれています。

必要な数字がまだ入っていません。

ここに出るのは金額です。人数は出ません。 下の本文でいちばん大事な「9人」(値引いた分が戻るのに必要な、次の来店)は、打つ欄をすべて通り過ぎた、そのさらに下に出ます。上の枠だけを見て「9人がどこにも無い」と閉じないでください。

先に1つ、知っておいてください。画面のずっと下、「この道具について」の中にも、133,440円と「9人」「6人」が書かれた枠があります。 上に「出る答え(例:8,000円を5,000円にして20人が来て、うち6人が次も来たとき)」とある、見本です。 あなたが打った数字では動きません。

開いた直後の画面。上の枠に「その値引きで 手元に残った粗利/必要な数字がまだ入っていません。」と出ていて、その下の業種は「選んでください」、通常の価格と割引後の価格は空のまま
画面の見本です。

打つ欄は7つ。答えを出すのに要るのは3つです

枠の下に、保存についての注記が2行。その下から欄が始まります。上から順に、こう並んでいます。

  1. 業種(選ぶ箱) → 「選んでください」のまま開きます。「美容室」を選んでください
  2. 通常の価格(税抜・円) → 8,000
  3. 割引後の価格(税抜・円) → 5,000
  4. その値引きで来た人数(1か月・人) → 20
  5. そのうち、次も来た人数(人・任意) → 6(分からなければ空のまま)
  6. 2回目以降の価格(税抜・円) → 2に8,000を打つと、ここにも8,000が入ります
  7. 材料費率(%・任意) → 1で美容室を選ぶと、7が入ります

数字だけで打つと、打っている最中からカンマが自動で入ります。8,000 と見えていれば、それで正しいです。

答えが出るために要るのは、2・3・4 の3つだけです。 3つがそろうと、上の枠に金額が出ます。

1の業種は、答えに要りません。ただし、選ばないと人数が1人ずれます(次の節)。箱の下には、こう書かれています。

下の材料費率に、業種ごとの目安を入れるためだけに使います。

気をつけていただきたい欄が、あと3つあります。

3の「割引後の価格」には、値引いた額ではなく、お客様が払う金額を入れてください。 3,000円引きなら、打つのは3,000ではなく 5,000 です。3,000と打っても、答えは出てしまいます。出てしまうので、気づきにくいところです(「答えが出ないとき、数字がおかしいとき」の節)。

4の「来た人数」は、そのクーポンを使って来た1か月の人数です。 予約サイトの管理画面に出ている人数を、そのまま入れてください。

6の「2回目以降の価格」は、打たなくて構いません。 2に打った通常の価格が、そのまま入ります。欄の下にも「通常の価格が初期値です。違う場合は上書きしてください。」と書かれています。次は値引きなしの8,000円で来ていただく前提なら、触らずに進んでください。

業種に美容室、通常の価格8,000、割引後の価格5,000、来た人数20が入り、次も来た人数は空、2回目以降の価格には8,000、材料費率には7が自動で入っている
画面の見本です。

9人ではなく、8人と出たとき

業種を「選んでください」のままにしていませんか。

この画面は、業種の箱が空で開き、材料費率の欄も空で開きます。材料費率が空のときは、材料費を0円として計算します。 欄には「空のままでも計算できます」と書かれていて、赤い字も出ません。

業種を選ばずに 8,000・5,000・20 だけを入れると、こう出ます。

  • 上の枠 → 100,000円
  • 欄の下 → 値引いた金額の合計 60,000円/値引いた分が戻るのに必要な、次の来店 8人

業種で「美容室」を選ぶと、材料費率の欄に7が入り、上の枠が88,800円に、欄の下が9人に変わります。 60,000円は変わりません。

人数がずれる理由は1つです。材料費率が空だと、通常の価格で来たお客様1人が店に残すお金を、8,000円まるごとと見ます。60,000円 ÷ 8,000円 = 7.5 で、切り上げて8人です。7%なら1回560円の材料費がかかり、残るのは7,440円。60,000円 ÷ 7,440円 = 8.06 で、9人になります。下の本文が「8人では足りません」と書いているのは、材料費の560円を引いた7,440円で割っているからです。

材料費率の欄の下には「この数字は、上の粗利に効きます。」と書かれています。人数に効くとは書かれていませんが、実際には、欄の下の人数にも効きます。

ほかの業種を選ぶと、入る目安が変わります。 理容室とネイルサロンは5、アイサロンとリラクゼーションサロンは3、エステサロンは10です。この例(8,000円を5,000円にして20人)なら、5と3では8人、10では9人と出ます。業種の目安しだいで、1人ずれることがあります。 自分の店の材料費率が分かるなら、その数字を打ってください。

自分の店の率を打ち込んだあとに業種を選び直すと、打った数字は上書きされて消えます。 業種を先に、率をあとに。この順で触ってください。業種を「選んでください」に戻すと、材料費率の欄は空になり、8人に戻ります。

材料費率にマイナスや100より大きい数字、数字として読めない文字を入れたときも同じです。欄の下に赤い字で「材料費率は0以上100%以下で入れてください。今は入っていないものとして扱っています。」と出て、空のときと同じ8人になります。

答えが出ないとき、数字がおかしいとき

この画面は、赤い箱を出しません。 欄が足りなくても、どの欄が足りないかを名指ししません。上の枠が「必要な数字がまだ入っていません。」のまま変わらないときは、次の3つのどれかです。

  1. 通常の価格・割引後の価格・来た人数のどれかが空。 次も来た人数と材料費率は、空でも答えが出ます
  2. 「万」「千」を使っている。 この画面は「8千」「0.5万」を読みません。欄に数字が見えているのに答えが出ないときは、ここです。 「8,000円」「20人」のように、カンマや「円」「人」が付いていれば読めます
  3. 2回目以降の価格の欄を消して、空にした。 一度空にすると、通常の価格の8,000は戻ってきません。空のままだと答えが消えます。8,000と打ち直してください

答えは出たのに数字がおかしいときは、上の枠の中の、金額のすぐ下の1行を見てください。

値引き 3,000円(8,000円 → 5,000円 / 37.5%引き)。

と出ていれば、通常の価格と割引後の価格は正しく入っています。違う形で出ていたら、次のどちらかです。

  • 「値引き 5,000円(8,000円 → 3,000円 / 62.5%引き)」 → 割引後の価格に、値引いた額の3,000を打っています。 このとき欄の下は、値引いた金額の合計が100,000円、必要な次の来店が14人になります(美容室を選んでいるとき)。5,000に直してください
  • 数字の頭に「−」が付いている(「値引き −3,000円」、必要な次の来店「−12人」など) → 通常の価格と割引後の価格が、入れ替わっています

次も来た人数は、空のままでも構いません

5の「次も来た人数」が空のとき、上の枠に出るのは、クーポンで来た20人ぶんの粗利だけです。 美容室を選んで 8,000・5,000・20 なら 88,800円 です。

欄の下には、こう3行並びます。

値引いた金額の合計 60,000円

値引いた分が戻るのに必要な、次の来店 9人

実際に次も来た方 —(分かる場合は、上の欄に入れてください)

その下に「次も来た人数を入れていないので、初回の分だけを出しています。」と出ます。9人は、次も来た人数が空でも出ます。 数えていないお店でも、線までは分かります。

欄の下に、値引いた金額の合計60,000円、値引いた分が戻るのに必要な次の来店9人、実際に次も来た方は「—(分かる場合は、上の欄に入れてください)」と並んでいる
画面の見本です。

ここに 6 と入れると、4か所が変わります。

  • 上の枠が 133,440円 になります(20人ぶんの88,800円に、次も来た6人ぶんの44,640円が足されます)
  • 枠の中に「20人のうち、次も来たのは6人です。」の1行が増えます
  • 欄の下の3行目が 6人 になります
  • その下に、スライダーが出ます(次の節)

ここに入れるのは、クーポンで来た20人のうち、2回目に来た方の人数です。 来店の延べ回数ではありません。同じ方が3回来ていても、1人と数えます。回数は、次の節のスライダーで動かします。

画面は、9人と6人を並べるところまでです。 「足りています」「足りていません」は書きません。

スライダーは、「その6人が、これから何回来てくださるか」です

次も来た人数を入れると、欄の下の3行のさらに下に「次も来た方が、これから何回来ていただけるか」というスライダーが出ます。最初は1回の位置で、0回から5回まで、1回ずつ動きます。

1回は、6人が2回目に1回ずつ来た、いまの状態です。 動かすと、上の枠の金額と、スライダーの下の1行が一緒に変わります。括弧の中は、1回のときとの差です。

スライダー上の枠スライダーの下の1行
0回88,800円0回にすると 手元に残る粗利は 88,800円(−44,640円)
1回(最初の位置)133,440円1回にすると 手元に残る粗利は 133,440円
2回178,080円2回にすると 手元に残る粗利は 178,080円(+44,640円)
3回222,720円3回にすると 手元に残る粗利は 222,720円(+89,280円)

下の本文の「その6人が、2回ずつ来てくれた場合」は、スライダーの2回です。 本文の89,280円は、画面には出ません。画面に出るのは、20人ぶんの88,800円を足した 178,080円 です。178,080円 − 88,800円 = 89,280円で、同じ話をしています。

次も来た人数に6を入れ、スライダーを2回にしたところ。欄の下に60,000円・9人・6人が並び、その下に「2回にすると 手元に残る粗利は178,080円(+44,640円)」と出ている
画面の見本です。

スライダーを動かしても、欄の下の「9人」は変わりません。 9人は「何人に戻ってきていただければいいか」の線で、回数とは別の数字です。

次も来た人数の欄を空に戻すと、スライダーは消えます。

答えが出たあと、下にまだ続きます

上の枠に金額が出た瞬間、そのすぐ下に、別の画面への案内が1つ割り込みます。 「割引後の5,000円を、次は「新規とリピートの採算」の「新規の平均単価」に入れます。」というものです。答えの続きではありません。押すと別の画面に移り、ここで打った数字は引き継がれません(案内のすぐ下にも「開いた先で、もう一度入力していただきます」と書いてあります)。いまは押さずに、下へ進んでください。この案内が入るぶん、欄は少し下に押し下げられます。

業種を選んで材料費率に数字が入ると、材料費率の欄のすぐ下に「この数字を覚えておきますか」と[覚えておく]の帯が出ます。 これは答えを残すボタンではありません。次にこの画面を開いたとき、材料費率が入った状態で開くようにするものです。押すには無料の会員登録が要ります。押さなくても、答えは全部出ます。9人の3行は、この帯のさらに下です。

スライダーのさらに下に、「計算式」が6本、[この画面で分からないこと]というボタン、「前提」が5行、最後に注意書きが1行。 計算式と前提は、数字を1つも入れていなくても、最初から出ています。[この画面で分からないこと]だけは畳んであり、押すと開きます。前提の3行目には、この画面に入っていないものが書いてあります(掲載料・クーポンの手数料・送客手数料)。払っているなら、その分は別に足して考えてください。

2つのボタンは、金額が出てから押せます

画面を下まで動かすと、ボタンが2つ並んでいます。[この結果を印刷・PDFにする]と[この計算を残す]です。押せるのは、上の枠に金額が出てからです。 押せないあいだは、横に「数字を入れると押せます」と出ています。

どちらも、押すには無料の会員登録が要ります。ここまでの計算は、登録しなくても全部出ます。 登録は無料で、月額のお支払いは要りません。

[この計算を残す]を押す前に、2つ知っておいてください。

1つ目。この画面は、残した記録を画面に並べません。 先月のクーポンと今月のクーポンを、この画面で横に並べて見ることはできません。残した記録は、あとからご自分の記録の一覧で開く形になります。

2つ目。無料の会員の方がこの画面で残した記録は、ほかの画面と1つの枠を分け合っています。 無料の会員の方には、欄の上の注記に「無料でお使いの間は、いちばん新しい3件までが残ります。」と出ます。そのうち2つは「今月の締めの1枚」と「今月の歩合の支払額」の専用で、この画面が使えるのは残りの1つです。 別の画面で[この計算を残す]を押すと、「いま残っている『◯◯』と入れ替わります」という確認が出て、[入れ替えて残す]を押すと、この画面の記録が消えます。 ただし「今月の締めの1枚」と「今月の歩合の支払額」で押しても、この画面の記録は消えません。月額980円のご契約にすると、1,000件まで残せます。

確認の文に出ている名前で、判断しないでください。 そこに出るのは「いま持っている記録のうち、いちばん新しい1件」の名前で、実際に消える記録とは違うことがあります。

前に[覚えておく]を押した会員の方は、開いたときの画面が少し違います。 覚えている材料費率が、色の付いた欄に入った状態で開き、業種の箱の上に「覚えている数字です(9/5)」「先月覚えた数字です(8/20)」のような1行と、[変える]が出ます。業種の箱は「選んでください」のままですが、材料費率は入っているので、人数はずれません。 [変える]を押すと材料費率が空になり、8人に戻ります。業種を選ぶと、覚えている率は、その業種の目安に置き換わります。

ボタンのさらに下、「この道具について」の下には、この記事へのリンクが1枚出ます。

この画面で必ず打つのは、通常の価格・割引後の価格・来た人数の3つです。止まりやすいところは、業種を選ばずに8人と出ることと、割引後の価格に値引いた額を打ってしまうことの2つに集まっています。9人は、上の枠ではなく、欄の下に出ます。

ここから先は、出た9人をどう読むかです

ここから先は、2026年8月に公開した本文です。 クーポンを出したところに戻って、同じ店の前提を、もう一度はじめから置き直しています。 画面の操作の話は、ここで終わりです。

美容室の話です。スタイリスト3名。通常8,000円のメニューを、予約サイトで5,000円のクーポンにしました。37.5%引きです。

1か月で、20人来ました。(金額はすべて税抜で書きます)

管理画面に出るのは、ここまでです。20人。 この数字を見て、続けるか、やめるか、もう少し安くするかを決めることになります。

20人という数字だけでは決められません。決めるのに要る数字は、もう1つあります。

答えは9人。次に9人が通常価格で戻れば、値引いた分は取り返せる

先に答えを書きます。

この20人のうち、9人が次に8,000円で来てくれれば、値引いた分は戻ります。

20人に対して9人。45%です。

この45%という数字を持って管理画面を見ると、見え方が変わります。20人来たことがよかったのかどうかは、そのあと9人が戻ったかどうかで決まるからです。

なぜ9人なのか。順番に書きます。

3,000円引くと、売上が3,000円減るのではありません。粗利が3,000円減ります

ここが、いちばん間違えやすいところです。

8,000円を5,000円にすると、3,000円引いたことになります。この3,000円を「売上が減った分」と考えると、話がずれます。

値引きをしても、施術の中身は変わりません。 使う薬剤の量も、かかる時間も、通常のお客様とまったく同じです。材料費は1円も値引きされません。

材料費率7%の店で、8,000円のメニューにかかる材料費は 560円 です。(この7%は公的な統計ではありません。KUROCOが運営する美容室3店舗で、材料費を売上の7%以内におさえています。その線を、そのまま目安として置いています。他店の平均ではないので、7%を超えていることが悪いという意味にはなりません)

並べます。

受け取る金額材料費手元に残る粗利
通常のお客様8,000円560円7,440円
クーポンのお客様5,000円560円(同じ)4,440円

7,440円が4,440円になります。差は3,000円。値引いた額と、ぴったり同じです。

材料費が値引かれない以上、引いた3,000円は、まるごと粗利から出ていきます。 売上の一部が減るのではなく、残るはずだったお金がそのまま減ります。

もう1つ、ここから分かることがあります。

37.5%引きなのに、粗利は40.3%減っています。(3,000円 ÷ 7,440円)

値引き率より、粗利の減り方のほうが大きくなります。「4割引きくらいまでなら」と値引き率で考えているとき、実際の粗利は、その値引き率より少し多く削れています。

だから、20人で配ったのは60,000円です

1人あたり3,000円。20人来たので、

3,000円 × 20人 = 60,000円

この1か月のクーポンで、60,000円ぶんの粗利を配ったことになります。

「60,000円の広告費を使った」と言い換えても、ほぼ同じ意味になります。違うのは、払った相手が予約サイトではなくお客様であることだけです。

そして、掲載料や手数料を別に払っているなら、それはこの60,000円の外側です。 足してください。

60,000円を戻すのに、通常価格のお客様が9人要ります

戻す側の計算です。

通常価格で来たお客様1人が、手元に残す粗利は7,440円でした。60,000円を7,440円で割ります。

60,000円 ÷ 7,440円 = 8.06人

8人では足りません。8人だと 7,440円 × 8人 = 59,520円で、480円だけ届きません。 だから 9人です。

20人のうち9人。45%が通常価格で戻ってくれば、この値引きは取り返せます。

この45%は、高い線です。

KUROCOが運営する美容室では、クーポンで来ていただいた方の再来は30%以上を目指すという基準を置いています。20人なら6人です。45%は、その線より15ポイント高いところにあります。

目指している再来率のままでは、この値引きは取り返しきれない、ということになります。

(この30%は、業界の実績ではありません。KUROCOの自社店舗が目標として置いている線で、価格帯によっても変わります。 自分の店の線は、自分の価格で引くことになります)

そして、自分の店でいま何%戻っているかは、感覚では当たりません。「半分くらいは戻っている」と思っていて、実際に数えると外れていることがあります。数えていないなら、まず数えてみてください。 次のクーポンで来た方に印を付けて、その方が次に来たかどうかを追うだけで出ます。

実際に戻ったのが6人なら、あと15,360円

先ほどの例で、次も来たのが6人だったとします。20人のうち6人。30%です。目指す線には、乗っています。

7,440円 × 6人 = 44,640円

60,000円 − 44,640円 = 15,360円

目標として置いている30%に乗っていても、この値引きを取り返すには足りません。 9人に対して6人。金額でいうと、15,360円ぶんが、まだ戻っていません。

ここで手元に残っている粗利は、こうなります。

  • クーポンで来た20人 → 4,440円 × 20人 = 88,800円
  • 次も来た6人 → 7,440円 × 6人 = 44,640円
  • 合計 133,440円

マイナスではありません。133,440円は手元にあります。 値引きをしても、1人あたり4,440円は残っているからです。

戻っていないのは、この20人が値引きなしでも来ていたとしたら受け取れたはずの60,000円のうちの、15,360円です。値引きがなければ来ていなかった方が多いなら、配った60,000円は、その方に来ていただくために使った金額のほうになります。 ここを混ぜないでください。「損をした」ではなく、「配った分が、まだ全部は返ってきていない」です。

人数で足りなくても、回数で戻せます

6人では9人に届きません。ただ、戻し方は人数だけではありません。

その6人が、2回ずつ来てくれた場合。

7,440円 × 6人 × 2回 = 89,280円

60,000円を超えます。人数は6人のままでも、2回目で戻ります。

3回ずつなら 133,920円になります。

2回目に来ていただけるかどうかは、その1回ぶんの売上を決めているだけではありません。

KUROCOが運営する美容室では、新規の方の2回目は30%以上、2回目以降に続いた方の再来は80%を目指す線として置いています。同じ「再来」でも、線が2つあります。30%を越えた方は、そのあと80%で続いていく。

上の「3回ずつ」が絵空事に見えないのは、ここに段差があるからです。取り返しは、2回目のところで決まります。

(この80%も、目指している線であって業界の実績ではありません。 30%と80%は、KUROCOの自社サロンや、客単価が1万円を超えて指名で回るサロンでの置き方です。低単価の店では、また違ってきます。)

だから、クーポンを出したあとにやることは、次のクーポンを考えることではありません。 来た方に次回の予約を取っていただくことです。同じ6人でも、1回で終わるか2回続くかで、結果が入れ替わります。

人数を追いかけると、次も値引きで集めることになります。回数を追いかけると、値引きなしで戻ってきます。再来率そのものを30%から45%まで15ポイント引き上げるより、同じ6人に2回来ていただくほうが、届く道としては近いことになります。

この計算に入っていないもの

正直に書きます。3つあります。

  1. この20人が、値引きがなくても来たかどうかは分かりません。 もし何人かが通常価格でも来ていた方なら、その人たちには3,000円を配る必要がなかったことになります。この計算は、そこを区別していません。
  2. 掲載料とクーポンの手数料は入っていません。 60,000円とは別に出ていきます。
  3. 家賃も人件費も引いていません。 ここまでの金額は、材料費だけを引いた粗利です。利益ではありません。

サロン電卓の「値引き・クーポンの損益」は、通常の価格・割引後の価格・来た人数を入れると、手元に残った粗利と、値引いた金額の合計、そして値引いた分が戻るのに必要な次の来店人数を出します。業種を選べば、8,000円を5,000円にして20人なら、133,440円・60,000円・9人と出るのがこの画面です。次も来た人数が分かれば、その人数を9人の隣に並べます。

登録なしで使えます。次も来た人数は任意なので、分からないまま開いても、業種を選べば、9人という線までは出ます。

この画面は、足りている・足りていないを書きません。 9人と6人を並べるところまでで止めてあります。上の1つめの理由があるかぎり、画面の側で良し悪しを言い切ることはできないからです。

判断するのは、その店の人です。判断に要る2つ目の数字を、20人の隣に置くところまでが、この道具の仕事です。

この記事で使った道具
🏷️ 値引き・クーポンの損益

その値引きで手元にいくら残ったかを計算します。値引いた分が戻るのに必要な次の来店人数と、実際に次も来た人数を並べます。

登録なしで、無料でお使いいただけます。

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