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アイサロンで、席は4つ、アイリストは3人。空いている1席が埋まると、月にいくら増えるでしょうか

2026年10月14日アイサロンの場面で書いています

アイサロンの話です。アイリストは3人、1店舗。

施術をする席は、4つあります。ベッドやリクライニングチェアなど、お客様に施術をする場所を、この記事では席と呼びます。

アイリストが3人なので、同じ時間に使う席は3つまでです。残りの1つは、空いています。

空いている席を見るたびに、もったいないと感じる。けれど、いくら分なのかは、出したことがない。

みなさんの店にも、空いたままの席はないでしょうか。

この記事は、空いている1席が埋まると、売上が月にいくら増えるのかに答えます。そのうえで、その金額が出るには何がそろえばよいのかを確かめます。

このサロンはマンツーマン型です。アイリストが同じ時間に受け持つお客様は、お一人です。同じ時間に何人も受け持つ店では、この記事の数え方は、そのままでは当てはまりません。

この店の数字を置きます。

先月のご来店は、のべ240人。お客様お一人の平均単価は、6,000円。月の売上は、1,440,000円です。

金額と人数は店によって違います。ここでは一例として、この店の数字で計算します。この記事で計算に使う売上と平均単価は、税抜です。

月480,000円です。ただし、4人目も月80人を受けたときの金額です

先に答えを書きます。

空いている1席が、いまと同じ受け方で埋まると、増える売上は月480,000円。人数にすると、月80人です。

出し方は、割り算と掛け算が1つずつです。

  • 240人÷アイリスト3人 → アイリスト1人あたり月80人
  • 80人×6,000円 → 月480,000円

4人目のアイリストが入り、その方も、いまと同じ人数を受けたら、という金額です。

席の数でも割っておきます。240人を4つの席で割ると、1席あたり月60人です。アイリスト1人あたりの80人より少ないのは、使っていない席も数えているからです。

ここまでの金額と人数は、例として置いた値です。ご自分の店の数字に置き換えて読んでください。

いまの話を、サロン電卓の画面で見ると、こうなります。

いまの受け方。スタッフ1人あたり月80人、1席あたり月60人。空いている1席が、いまと同じ受け方で埋まると、月80人・480,000円と出ている
画面の見本です。

480,000円は、いま毎月出ていっているお金ではありません

この金額の読み方を書きます。

席が空いているあいだ、毎月480,000円が出ていっているわけではありません。480,000円は、まだ入ってきていない売上の見込みです。

この金額になるには、2つがそろう必要があります。

  • その席に入るアイリストが、もう1人いること
  • その方に、月80人のお客様が来てくださること

席が空いていることから分かるのは、もう1人入れる場所がある、ということまでです。その方が見つかるかどうかも、お客様が来てくださるかどうかも、席の数からは分かりません。

アイリストが4人になっても、ご来店が240人のままなら、売上は増えません

お客様が増えなかったら、どうなるでしょうか。

4人目のアイリストが入りました。席は4つとも使われています。ご来店は、月240人のままです。

このとき、240人を4人で受けることになります。アイリスト1人あたりは、月80人から月60人に変わります。

売上は、240人×6,000円で、月1,440,000円。4人目が入る前と同じです。

この例では、席が埋まっても、ご来店が月240人のままなら、増える売上は0円です。変わるのは、アイリスト1人が受ける人数のほうです。

480,000円になるのは、ご来店が月320人になったときです

4人がそれぞれ月80人を受けるには、80人×4人で、月320人のご来店が要ります。いまの240人より、80人多い人数です。

3つの場合を並べます。

アイリスト月のご来店アイリスト1人あたり月の売上
いま3人240人80人1,440,000円
4人目が入り、ご来店はそのまま4人240人60人1,440,000円
4人目が入り、ご来店が80人増える4人320人80人1,920,000円

2行目と3行目で違うのは、月のご来店だけです。3行目の売上は、320人×6,000円です。1行目との差が、480,000円になります。

席が埋まることと、売上が増えることは、同じではないのです。

いまの3人は、まだお客様を受けられるでしょうか。それとも、ご予約をお断りしている日があるでしょうか。

お断りしている日がある店では、80人の一部は、いまお断りしているご予約です。席が埋まれば、その分を受けられます。

まだ受けられる店では、80人は全部、これから増やすご来店です。

この480,000円には、4人目のお給料が入っていません

この金額に入っていないものを書きます。

  • 4人目のアイリストのお給料と、材料費。この金額は売上で、手元に残る金額ではありません
  • 新しく入った方が、初めの月から同じ人数を受けられるかどうか
  • アイリストが、1日に何人を受けられるか。メニューと施術の時間で変わります
  • 曜日と時間帯のかたより。月の合計では席が空いていても、週末だけ足りていない、ということは出ません
  • 採用にかかるお金と、入るまでの期間

月80人は、この例の店で、いまの3人が、1人あたりで受けている人数です。受けるべき人数として置いたものではありません。

席を埋めるかどうかは、この金額からは決まりません

出るのは、席が埋まったときの売上の見込みだけです。

人を迎えるのか、いまの3人で続けるのか。金額を見たあとのことは、あなたが決めることです。

数字を4つ入れると、空いている席と金額が出る道具があります

割り算は、電卓でもできます。手間がかかるのは、人数を替えるたびに、割り算と掛け算をやり直すところです。

サロン電卓の「人手と席が釣り合っているか」は、空いている席の数と、埋まったときに増える売上を一度に出します。

はじめに、席と人の数を入れます。

  • 「席数」に、4
  • 「施術するスタッフの人数」に、3

入れると、いちばん上に、いま空いている席 1席、と出ます。その下に、スタッフを、あと1人まで入れられます、と出ます。

いま空いている席は1席。スタッフを、あと1人まで入れられます。席が4、施術するスタッフが3人です。同時に施術できるのは、いま3人ぶんですと出ている
画面の見本です。

「月の来店人数」と「客単価」は、空のままでも、空いている席の数は出ます。

続けて、ご来店の人数と単価を入れます。

  • 「月の来店人数」に、240
  • 「客単価」に、6,000

「客単価」は、この記事で平均単価と書いてきた金額です。

入れた数字の下のほうに、「いまの受け方」が出ます。スタッフ1人あたり月80人、1席あたり月60人。その下に、空いている1席が、いまと同じ受け方で埋まると、月80人・480,000円、と出ます。

いまの受け方。スタッフ1人あたり月80人、1席あたり月60人。空いている1席が、いまと同じ受け方で埋まると、月80人・480,000円と出ている
画面の見本です。

金額のすぐ下には、新しく入った方が、初月から同じ人数を受けられるとは限りません、と出ます。人件費と材料費を引いていないことも、同じ所に出ます。

空いている席が2つ以上の店では、席の数を掛けた金額が出ます。

次に、「施術するスタッフの人数」を、3から4に打ち替えます。4人目が入り、ご来店はそのまま、の場合です。

いちばん上は、席とスタッフが、ちょうど同じ数です、に変わります。「いまの受け方」は、スタッフ1人あたり月60人、1席あたり月60人の2行だけになります。増える金額の行は、出ません。空いている席が無くなったためです。0円と出るわけではありません。

いまの受け方。スタッフ1人あたり月60人、1席あたり月60人の2行だけが出ている。増える金額の行は出ていない
画面の見本です。

「月の来店人数」を320に打ち替えると、2行とも月80人になります。全員が、いまと同じ人数を受けている状態です。上の表の3行目にあたります。

増える金額の行は、ここでも出ません。480,000円は、表の売上の引き算で出した金額です。

今夜やることは1つです。先月のご来店の人数を、施術をする人の数で割ってください。出た人数が、空いている1席が埋まって売上が増えるために、いまより多く来ていただく必要のある人数です。

この記事で使った道具
🪞 人手と席が釣り合っているか

席数と、施術するスタッフの人数を入れると、いま何席空いているかが出ます。月の来店人数と客単価も入れると、その席が埋まったときに月いくら増えるかまで出ます。

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