名刺の隅に、2cm角のQRを入れたい。小さすぎるでしょうか
2026年9月28日
美容室の話です。スタイリストは3人、1店舗。
お店の名刺を刷り直すことになりました。お会計のときに、お客様にお渡ししている名刺です。
裏の右下に、Googleの口コミをお願いするQRを入れたい。ところが、住所と地図と営業時間を入れると、空いているのは2cm角ほどしかありません。
2cmで、お客様のスマホは読み取ってくれるのか。刷ってから読めないと分かっても、500枚は戻ってきません。
みなさんも、QRの大きさを「なんとなく小さすぎない程度」で決めていないでしょうか。
この記事は、2cm角で足りるのかどうか、その1点だけに答えます。
2cm角だと、1マスは0.54mmです
先に答えを書きます。
2cm角では、1マスが0.54mmになり、この記事で置く線の0.6mmを下回ります。
QRは、小さな黒と白の四角が、縦と横に並んでできています。この四角1つを、ここではマスと呼びます。
1マスの幅は、割り算1回で出ます。
1マスの幅 = QRの一辺 ÷(1辺に並ぶマスの数 + 8)
8は、QRのまわりの白い余白の分です。左右に4マスずつあります。余白を削ると読み取りにくくなるので、一辺は余白ごと測ります。
この店の口コミのリンクは、39文字でした。これをQRにすると、1辺に並ぶマスは29です。
20mmを、29に8を足した37で割ります。0.54mmです。
0.6mmに届かせるには、37に0.6をかけて22.2mm。2cm角を2.3cm角に広げれば、1マスは0.62mmになります。
39文字と500枚は、例として置いた値です。お店のリンクの文字数に置き換えて読んでください。
汚れに強くする設定は、小さく刷るほど逆に効きます
QRには、汚れやかすれに強くする設定があります。誤り訂正と呼ばれるものです。
小さいと不安だから、強いほうにしておこう。そう考えたくなります。
ところが、強くすると、1辺に並ぶマスが増えます。同じ39文字のリンクで、29マスが37マスになります。
37に8を足して45。20mmを45で割ると、0.44mmです。強くした分だけ、1マスは細かくなるのです。
0.6mmに届かせるには、45に0.6をかけて27.0mm。2.3cm角でも足りなくなります。
名刺のように小さく刷るときは、汚れに強くする設定を使わないほうが向いています。
リンクが長いほど、マスは増えます
1辺に並ぶマスの数は、QRにするリンクの文字数で決まります。
この記事の最後で紹介する道具で作った場合、汚れに強くする設定を使わなければ、こうなります。
- 15〜26文字 25マス 一辺19.8mmから
- 27〜42文字 29マス 一辺22.2mmから
- 43〜62文字 33マス 一辺24.6mmから
一辺の数字は、マスの数に8を足して0.6をかけたものです。
リンクが25文字なら25マスなので、2cm角でも1マスは0.61mmです。届きますが、ぎりぎりです。
リンクが長いときは、リンクを短くするサービス(短縮URL)で短くすると、マスが減ります。文字数を、上のリストで1つ上の行に入れられれば、同じ2cmでも1マスは太くなるのです。
0.6mmを越えても、読めるとは限りません
この割り算は、次のものを見ていません。
- 紙の色やつや、インクのにじみ
- 読み取るスマホのカメラの違い
- お店の照明の明るさ
0.6mmは、読めるかどうかの境目ではありません。この記事では、0.6mmを線にします。この記事の最後で紹介する道具と同じ線です。
そして、いちばん大きい限界を1つ。刷ったQRが読めるかどうかは、この割り算からは分かりません。分かるのは、1マスが細かすぎないかどうかまでなのです。
だから、500枚を頼む前に、刷り上がりの見本を1枚、スマホで読み取ってください。
QRを作るところを引き受ける道具があります
ここまでの割り算は、電卓でできます。ただ、リンクをQRにするところは、道具が要ります。
その作るほうを引き受ける道具として、サロン電卓に「QRコード作成」があります。リンクを貼るとQRができ、下に「口コミをお願いします」のような一言を入れられます。リンクの先頭に https:// が抜けていると、知らせます。
刷る大きさは、約5cm角・約10cm角・約20cm角の3つから選びます。道具では、約5cm角が「名刺向け」になっています。選んだ大きさで1マスが0.6mmを下回ると、その場で知らせます。
ただ、いちばん小さい5cm角でも、39文字のリンクなら1マスは1.35mmあります。ふつうの長さのリンクで、この知らせが出ることはまずありません。
5cm角で作ったQRを2cm角に縮めて貼ると、この知らせは当てはまりません。 道具にも、そう書いてあります。5cmより小さく刷るときは、この記事の割り算を1回してください。
汚れに強くする設定は、道具では「高」です。名刺に使うなら「標準」のままにしてください。
貼ったリンクと入れた一言は、お使いのスマホやパソコンの中だけで扱われ、よそへは送られません。
https://salondentaku.com/apps/qr-maker
今夜やることは1つです。名刺の見本に定規を当てて、QRを置く場所の一辺を測ってください。それが22.2mmより短いなら、刷る前に、置く場所の広さか、リンクの長さのどちらかを見直します。あなたの店の名刺で、読めないQRを刷らずに済むのは、その1回の定規です。
Google口コミ・予約・公式LINEのURLを、店頭POPや名刺に載せるQRコードにします。印刷用の大きさで保存できます。
登録なしで、無料でお使いいただけます。
- QRを作る画面で赤い字が出ました。大きさはどれを選べばいいですかURLは貼った。QRも出た。けれど赤い字が出て、このまま刷っていいのか分からず止まっていませんか。
- お店のGoogleを点検する画面で、どの欄を埋めれば答えが出ますか検索語句の一覧を貼った。けれど、いちばん上の「今月、まずこれを1つ」が変わらず、止まっていませんか。
- Googleマップに出ているお店の情報は、どこから直せばいいのでしょうかGoogleマップのお店の情報を直そうとして、写真の撮り直しと毎週の投稿から考えていませんか。その2つは、見る順番では最後です。
- 🔎 Googleと生成AIでの見え方点検口コミをお願いする前に、Googleでお店の情報がどう見えているかを点検します。
サロン電卓には、いま35本の道具があります。道具の一覧を見る →