カラー剤の1剤と2剤の計算。ボウルに残る5gは、1剤に足していいのでしょうか
2026年11月5日美容室の場面で書いています
美容室の話です。スタイリストが3人、アシスタントが1人います。
カラーの薬剤は、アシスタントが混ぜてスタイリストに渡します。この店で使っているカラー剤は、メーカーの説明書に「1剤:2剤 = 1:1.5」と書かれています。
根元のリタッチで、スタイリストが使う1剤は40gです。アシスタントは、サロン電卓の「薬剤の希釈と必要量」を開いて、作りたい量に100、比率に1と1.5を打っていました。

40 ÷ 1 × 2.5 = 100。1剤40g、2剤60gです。計算は合っています。
それでも、塗り終わる手前で、毎回少し足りなくなっていました。
スタイリストから、こう言われました。
次から、1剤を5g多めにして。
人数や量は例です。1:1.5も、この店の剤の説明書の数字で、目安ではありません。
先に答えを書きます。5gは、1剤ではなく「作りたい量」に足します。 105と打つと、1剤42g、2剤63gです。1剤に5g足して計算すると、合わせて112.5gになり、105gより7.5g多く作ることになります。
足りなかったのは、ボウルと刷毛に残る分でした
作った100gは、全部が髪に届くわけではありません。ボウルの底と、刷毛に残ります。
この店は、ボウルと刷毛を、使う前と施術のあとに量って、差を見ました。3回とも、5g前後でした。
髪に届いていたのは、100gから5gを引いた95gほどです。足りなくなっていたのは、この5gでした。
1剤に5g足すと、2剤もついてきます
アシスタントは、言われたとおりに1剤を45gにして計算しました。
45 ÷ 1 × 2.5 = 112.5
作りたい量に112.5と打つと、画面には「113g を 1 : 1.5 で作るとき」、1剤45g、2剤68gと出ます。10g以上の量は、1g単位に丸めて出るからです。
足りないのは5gでした。112.5gは、100gより12.5g多い量です。残る5gを引いても、7.5g余ります。
1剤に足した5gには、1.5倍の2剤がついてきます。5g + 7.5g = 12.5g。残る分を1剤に足すと、比率の分だけ膨らみます。
画面の前提に、足す場所が書いてありました
答えのずっと下、「前提」に、こう書いてあります。
余る分・捨てる分は、作りたい量に含めて入れてください

ボウルに残るのは、混ぜたあとのものです。1剤だけが残るわけではありません。だから、足す先は混ぜたあとの合計、つまり「作りたい量」です。
100 + 5 = 105
105と打つと、1剤42g・2剤63gです

105 ÷ 2.5 = 42。1剤42g、2剤63gです。足した5gが、1剤に2g、2剤に3gと、1:1.5で分かれました。
1剤を45gにしたときより、合わせて7.5g少なく作って、足りなくなる5gはちゃんと入っています。
比率の欄には、1と1.5をそのまま打っています。小数のまま入ります。剤の欄の下に「いま 1 : 1.5 で計算しています(1剤 : 2剤)」と出るので、打ち間違えていないかは、答えより先に見られます。
棚に貼る紙には、作りたい量を書きました
この店のスタイリストが使う1剤の量は、30g、40g、60gの3つです。どれも同じボウルと刷毛を使うので、残る分は5gのまま書きました。
| スタイリストが使う1剤 | 作りたい量に打つ数 | 1剤 | 2剤 |
|---|---|---|---|
| 30g | 80 | 32g | 48g |
| 40g | 105 | 42g | 63g |
| 60g | 155 | 62g | 93g |
打つ数は、使う1剤の量 × 2.5 に、5を足した数です。
紙には、「作りたい量に打つ数」の列をいちばん大きく書きました。画面に打つのは、その数だからです。
その比率でよいかは、この画面では分かりません
答えの下には、毎回こう出ます。
入れた比率で割っているだけです。薬剤の選び方も、髪への効き方も見ていません。
1:1.5は、この店の剤の説明書の数字です。剤が替わったら、説明書を読み直して、紙も書き直します。5gも、ボウルや刷毛を替えたら量り直します。
https://salondentaku.com/apps/dilution-calc
今日やることは1つです。いつものボウルと刷毛を、使う前と施術のあとに量ってください。その差は、1剤ではなく「作りたい量」に足してください。
- 美容室1剤を50g使いたい。「作りたい量」の欄には、何と打つのか作りたい量は、混ぜたあとの合計です。1剤の量ではありません。50と打つと、その50gを1と2に割った答えが返ってきます。
- 美容室材料費を下げたい。棚の薬剤を全部並べる前に、見るところはどこですか材料費を下げたいとき、棚の薬剤を全部並べる必要はありません。最初に見る1本と、いちばん効く場所の話です。
- 美容室カラーの薬剤代、8,000円のメニューで996円だった。これは高いのか値段と使う量は打った。それなのに答えが出ない。空いている欄が、もう1つありませんか。
- 美容室12月に入る前のカラー剤の発注。「1か月に使う本数」は、先月と同じ18本でいいのでしょうか12月に入る前に頼むときは、「1か月に使う本数」に去年の12月に使った本数を入れます。先月の18本で入れると1本、去年の24本で入れると4本。同じ棚の8本で、3本違いました。
- 🧪 材料費・薬剤の1施術あたり原価ボウルに残る分まで入れた量から、その1回にかかっている薬剤の金額が出ます。
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