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アイサロンを新しく出します。毎月何人来れば赤字にならないかは、何を入れれば出ますか

2026年10月17日アイサロンの場面で書いています

アイサロンの話です。4席の店を新しく出す計画で、「出店の損益分岐(新しい店)」を開いた。家賃は物件資料に、内装は見積書にある。さて、どこから入れればいいのか。そこで手が止まっていませんか。

以下、4席・アイリスト3人で始めるアイサロンを例に書きます。1人のアイリストがお一人のお客様を担当する形(マンツーマン型)の店です。金額は、すべて例として置いた値です。

先に答えを書きます。赤字にならない客数に使うのは、想定の客単価と、毎月かかるお金(家賃・人件費・その他)の4つの欄、それに業種で入る材料費率です。 開業にかかるお金は、この客数には使いません。そして業種は、数字より先にアイサロンを選んでください。

業種の欄は、最初「美容室」です。数字より先に、アイサロンを選びます

入れる欄のいちばん上が「業種」です。開いたときは「美容室」が選ばれています。

このとき、入れる欄のいちばん下の「材料費率(%・任意)」には、美容室の目安の7が入っています。業種でアイサロンを選ぶと、ここが3に替わります。欄の名前も「技術売上に対するグルー・ツヤ剤等の比率」に替わります。

業種でアイサロンを選んだあとの「材料費率(%・任意)— 技術売上に対するグルー・ツヤ剤等の比率」の欄に3が入っていて、その下に、アイサロンの目安として3%が入ること、統計から取った数字ではなく現場の実感による目安であること、自店の数字が分かるなら上書きしてほしいことが書かれている
画面の見本です。

欄の下には「この数字は、上の客数に効きます。」と出ています。この画面では、材料費率を変えると、赤字にならない客数が動きます。

業種を先に選ぶ理由は、もう1つあります。 業種を選び直すと、材料費率の欄は、そのたびに選んだ業種の目安に入れ替わります。自分の店の率を打ち込んだあとでも、です。自店の率が分かっているなら、業種を選んでから上書きしてください。

金額を入れる欄は5つ。客数に使うのは、そのうち4つです

業種の下に、こう並んでいます。例の店の数字を右に置きました。

欄の名前例の店何に使うか
想定の客単価(技術売上のみ / 1人あたり・円)6,000赤字にならない客数
家賃(共益費込み / 月・円)220,000赤字にならない客数
人件費(お店全体 / 社会保険料・ご自身の役員報酬まで含む / 月・円)1,100,000赤字にならない客数
その他の毎月かかるお金(お店全体 / 水道光熱・通信・広告・リース・システム / 月・円)130,000赤字にならない客数
開業にかかるお金(内装・什器・敷金・保証金・開業前の運転資金の合計 / 円)8,000,000返し終わるまでの月数だけ

客単価は、技術の売上だけで入れます。店販は入れません。

人件費は、アイリスト3人分に社会保険料と、ご自身の報酬まで入れて、月110万円と置きました。欄の名前に「ご自身の役員報酬まで含む」とあります。ご自身の分を入れずに出していませんか。 入れないと、赤字にならない客数は、そのぶん少なく出ます。

家賃・人件費・その他は、3つとも入れなくても答えは出ます。どれか1つに数字が入れば計算します。ただし、空けた欄は0円として足されます。

答えの場所は、入れる欄より上です。何も入れていないときは「下の欄に数字を入れると、ここに出ます」と出ています。客単価だけ入れた途中では、赤い字で「家賃・人件費・その他のいずれかに、0より大きい数字を入れてください。毎月かかるお金が0円だと計算できません。」と出ます。壊れてはいません。残りを入れると消えます。

答えは月250人。美容室のままなら、260人と出ます

例の店の数字を入れると、いちばん上にこう出ます。

「毎月これだけ来れば、赤字にならない」の下に250人 / 月、「月25日営業なら、1日およそ10.0人」と出ていて、その下に、家賃・人件費・その他をすべて足した月1,450,000円を、お客様1人あたりの粗利5,820円で割った計算であること、税金・借入の返済・開業までの赤字は入っていないこと、赤字にならない客数であって儲かる客数ではないことが書かれている
画面の見本です。

出し方は、答えの下の文のとおりです。

  • 毎月かかるお金 220,000円+1,100,000円+130,000円=1,450,000円
  • お客様1人あたりの粗利 6,000円×(1−3%)=5,820円
  • 1,450,000円÷5,820円=249.1… → 切り上げて250人

1日10.0人は、250人を25日で割った数です。営業日数は月25日で決まっていて、入れる欄はありません。月の営業日が25日より少ない店(たとえば週休2日なら月21〜22日ほど)では、1日あたりの人数はこれより多くなります。

業種を美容室のままにして同じ数字を入れると、260人、1日10.4人と出ます。 材料費率が7%で計算されるためです。お客様1人あたりの粗利は5,580円になり、10人多く出ます。

1日10.0人を、4席・アイリスト3人で受けられるかは、この画面では見ていません。

開業にかかるお金は、「返し終わるまで」にだけ使います

開業にかかるお金の欄の下には、「上の「赤字にならない客数」には使いません。下の回収にかかる月数だけに使います。」と出ています。

入れる欄のさらに下、「毎月かかるお金の合計」から始まる内訳の表の下に、「実際に見込む月の客数を動かしてみる」というスライダーがあります。例の店では、最初は300人(1日12.0人)の位置にあり、返し終わるまで約28か月と出ています。

この300人は、入れた方の見込みではありません。 道具が、赤字にならない客数の2割増しあたりに置いた位置です。ここで出た28か月を、計画の数字として読まないでください。

スライダーを、ご自分の見込みまで動かします。例の店の見込みを1日11人、月275人とします。

スライダーを275人(1日11.0人)に動かすと、「この客数だと、月の営業利益は」の右に+¥150,500、「開業にかけた¥8,000,000を返し終わるまで」の右に約54か月(4年6か月)と出ていて、その下に、税金を払う前・借入を返す前の数字であることが書かれている
画面の見本です。
  • 月の営業利益 275人×5,820円−1,450,000円=150,500円
  • 返し終わるまで 8,000,000円÷150,500円=53.1… → 切り上げて約54か月(4年6か月)

同じ275人でも、業種が美容室のままだと、月の営業利益は84,500円、返し終わるまで約95か月(7年11か月)と出ます。業種の欄1つで、3年以上ずれます。

今夜やることは、3つの金額を書き出すことです。物件資料と見積書を横に置いて、家賃、その他の毎月かかるお金、開業にかかるお金を書き出してください。人件費には、ご自身の報酬も足しておきます。開いたら業種でアイサロンを選び、それから数字を入れます。

この記事で使った道具
🏪 出店の損益分岐(新しい店)

新しく店を出すとき、毎月何人来れば赤字にならないかを、家賃・人件費・客単価から計算します。

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