歩合の画面で赤い字が出ました。どの欄を埋めればいいですか
2026年9月20日
美容室の話です。「人件費・歩合シミュレーター」の画面は開いた。そこから先で、手が止まっていませんか。
以下、スタッフ3人、1人あたりの月の技術売上が70万円、固定給180,000円、いまの歩合率30%、家賃その他が月600,000円のお店を例に書きます。技術売上というのは、カットやカラーなど、施術でいただいた売上のことです。
打つ欄は6つ。上から順に埋めてください
先に、打つものと選ぶものを並べます。画面に出てくる順番のままです。
選ぶのが3つ。
- うちのスタッフは — 最初から「雇用のスタッフだけ」が選ばれています
- 業種 — 最初から「美容室」が選ばれています
- 歩合の付き方 — 最初から「固定給に上乗せする」が選ばれています。これだけ下のほうにあります(固定給と歩合率のあいだ)
打つのが6つ。
- スタッフ1人あたりの月の技術売上(円 / 全員の平均) → 700,000
- 家賃・その他の毎月かかるお金(人件費を除く / 月・円) → 600,000
- 材料費率(%・任意) → 最初から 7 が入っています
- 雇用のスタッフの人数(人) → 3(この欄の上に「雇用のスタッフ」という小見出しが入ります。目印にしてください)
- 1人あたりの固定給(月・円 / 全員の平均) → 180,000
- いまの歩合率(%) → 30
はじめて開いたときに数字が入っている欄は、材料費率の1つだけです。 残りは全部、空の状態で開きます(§8の[覚えておく]を押したあとは変わります)。
打つ順番を変えないでください。 この画面は、上の欄を打った時点で、まだ埋めていない下の欄を赤い字で聞いてきます。 上から順に埋めれば、聞かれた欄がすぐ次に来ます。次の節がその話です。

1つ目を打った時点で、答えの枠が消えて赤い字が出ます
ここが、いちばん驚くところです。
開いた直後は、画面のいちばん上に枠が2つ並んでいます。中はまだ空で、「1人あたりの技術売上と、いまの歩合率を入れると、ここに出ます」「スタッフの人数を入れると、ここに出ます」と書かれています。
ところが、技術売上に 700,000 と打った瞬間、この枠が2つとも消えます。 代わりに、同じ場所に赤い箱が出ます。
「家賃・その他の固定費(月・円)」を入れてください。営業利益は、ここを引いて出しています。0円のお店は、0 と入れてください。
壊れていません。次の欄を埋めると、枠は戻ります。

1つだけ、読み替えが要ります。赤い字は「家賃・その他の固定費」と書いていますが、画面の欄の名前は「家賃・その他の毎月かかるお金」です。同じ欄のことです。 その欄に 600,000 と打つと、赤い箱は消えて、上の枠が2つとも戻ります。
同じことが、もう1回起きます。固定給を飛ばして歩合率を先に打つと、今度はこう出ます。
「固定給(月・円)」を入れてください。固定給がなく歩合だけのお店は、0 と入れてください。
これも、欄の名前は「1人あたりの固定給」です。赤い箱が出ているあいだは、上の枠も、下の表も、1つも出ません。 上から順に埋めていけば、赤い箱は「次に打つ欄」を指しているだけになります。 飛ばして打つと、戻って探すことになります。
支給額390,000円は、打つ場所の上に出ます
答えが出るのは、打ち込む場所の上です。 打ってから、画面を上に戻って見てください。
技術売上700,000・家賃その他600,000・固定給180,000・歩合率30の4つがそろうと、上の1枚目の枠にこう出ます。家賃その他を飛ばすと、この3つを全部打っても枠は出ません。§2 の赤い箱が出たままです。
スタッフ1人あたりの 月の支給額(額面) 390,000円 / 月
すぐ下に「年に直すと 4,680,000円」、さらに下に「固定給 180,000円 + 歩合 210,000円」「(1人あたりの技術売上 700,000円 × 30%。固定給に上乗せする方式で計算しています)」と続きます。額面というのは、税金と社会保険を引く前の金額のことです。
この枠は、人数を入れなくても出ます。 1人あたりの数字だけで出せるからです。
1つ、書いておきます。空のときの「1人あたりの技術売上と、いまの歩合率を入れると、ここに出ます」という文には、固定給が出てきません。 けれど固定給も要ります。技術売上と歩合率を打った時点で、赤い箱が「「固定給(月・円)」を入れてください。」と、欄の名前で聞いてきます。 その名前どおりに埋めてください。
営業利益183,000円は、人数を入れるまで出ません
上の2枚目の枠は、最後まで空のままのことがあります。中にはこう書かれています。
スタッフの人数を入れると、ここに出ます
人数を間違えたときに、いちばん大きくずれるのがこの数字です。
人数の欄だけは、この枠のためにあります。 3 と打つと、6つの欄がそろって、こう出ます。
店の 月の営業利益 183,000円 / 月(年に直すと 2,196,000円)
枠の下に「技術売上 2,100,000円から、材料費 147,000円・人件費 1,170,000円・家賃その他 600,000円を引いた金額です。」と出ます。

スライダーは、支給額の枠のすぐ下です
6つがそろうと、支給額の枠と営業利益の枠のあいだに、横に動かす棒が出ます。見出しは「雇用のスタッフの歩合率を動かしてみる 30 %」です。
この棒は、いまの歩合率の位置から始まります。0からではありません。 棒の下に「0%」「↑いま 30%」「50%」と3つ出ていて、真ん中の「↑いま 30%」は動かしても消えません。
右の「50%」が、動かせるいちばん右です。いまの歩合率に20%を足したところまで(ただし70%を超えては動きません)。
31%まで1つ動かすと、棒の下にこう出ます。
いまより 1%分 上げています。(30%を31%にする、という意味です)
スタッフ1人あたり 月 +7,000円 年 +84,000円
店の営業利益 月 −21,000円 年 −252,000円
3人で年に252,000円。同じ金額が、店から出ていきます。

動かすと、「0% ↑いま 30% 50%」の行のすぐ下に[いまに戻す]というボタンが出ます。棒の上ではありません。押すと30%に戻ります。 欄に打った30という数字は、動かしても消えません。
内訳と「歩合率を1%動かすと」は、入力欄の下です
上の枠だけを見て閉じないでください。 6つの欄より下に、まだ続きがあります。画面を下まで動かしてください。
まず「内訳」という表が出ます。
| 月の技術売上(1人あたり700,000円 × 3人) | ¥2,100,000 |
| ↳ 材料費(7%) | −¥147,000 |
| ↳ 人件費(3人ぶん) | −¥1,170,000 |
| ↳ 家賃・その他 | −¥600,000 |
| 店の月の営業利益 | ¥183,000 |
| 売上に対する人件費の割合 | 55.7% |
| 売上に対する営業利益の割合 | 8.7% |
その下に「歩合率を1%動かすと」が出て、スタッフ1人あたり月7,000円・年84,000円、店の営業利益は月21,000円・年252,000円と並びます。さらに下に「歩合率1%と、材料費率1%は、店にとって同じ金額です」「いまのスタッフと同じ条件で募集するなら」が続きます。
いちばん下には「計算式」「この画面で分からないこと」「前提」があります。この3つは、数字を1つも入れていなくても、最初から出ています。
空にしていいのは材料費率だけ。0円のお店は 0 と打ちます
「・任意」と付いているのは、材料費率の1つだけです。
- 空にすると、材料費を0円として計算します。 材料費を引かないぶん、営業利益が実際より大きく出ます
- 材料費率は「店の営業利益」にだけ効きます。「スタッフ1人あたりの支給額」には、1円も効きません
残りの5つは、空にできません。0円のお店は、ご自分で 0 と打ってください。 固定給が無く歩合だけのお店は、固定給に 0。家賃その他が無いお店は、そこに 0。空のままにすると、上の赤い箱が出たままになります。
もう1つ、気をつけていただきたい欄があります。業種を選び直すと、材料費率の欄が、その業種の目安に書き換わります。 美容室7、理容室5、アイサロン3、ネイルサロン5、エステサロン10、リラクゼーションサロン3です。ご自分のお店の数字を打ったあとで業種を選び直すと、打った数字が消えます。 業種は先に選んでください。
なお、いちばん上の「うちのスタッフは」で「業務委託のスタッフだけ」を選ぶと、固定給と歩合の付き方の欄がなくなります。 打つのは5つです。「両方います」を選ぶと、逆に打つ欄が9つになります。(画面には「入れる数字が8つになります」と出ますが、そちらは材料費率を数えていません。 この記事は、最初から7が入っている材料費率も1つと数えています)
https://salondentaku.com/apps/labor-share
登録なしで使えます。ここまでの計算は、登録しなくても全部出ます。 次の節だけ、登録の話が出てきます。
いちばん下の2つのボタンと、欄のあいだに出る帯
画面をいちばん下まで動かすと、ボタンが2つ並んでいます。[この結果を印刷・PDFにする]と[この計算を残す]です。どちらも、数字を入れるまでは押せません。 空のうちは、ボタンの横に「数字を入れると押せます」と出ています。
[この計算を残す]を押すには、無料の会員登録が要ります。 登録は無料で、月額のお支払いは要りません。
押す前に、2つ知っておいてください。
1つ目。この画面は、残した記録を画面に並べません。 残した記録は、あとからご自分の記録の一覧で開く形になります。先月の数字と横に並べて見ることは、この画面ではできません。
2つ目。無料の会員の方がこの画面で残した記録は、ほかの画面と1つの枠を分け合っています。 別の画面で[この計算を残す]を押すと、「いま残っている『◯◯』と入れ替わります」という確認が出て、[入れ替えて残す]を押すと、この画面の記録が消えます。 別の枠を持っているのは「今月の締めの1枚」と「今月の歩合の支払額」の2本だけで、この画面は入っていません。 月額980円のご契約にすると、1,000件まで残せます。
確認の文に出ている名前で、判断しないでください。 そこに出るのは「いま持っている記録のうち、いちばん新しい1件」の名前で、実際に消える記録とは違うことがあります。 上の2本以外の画面で押したのなら、消えるのはこの画面の記録です。
もう1つ、欄のあいだに出るものがあります。歩合率の欄のすぐ下に「この数字を覚えておきますか」という帯と[覚えておく]というボタンが出ています。押すと、材料費率・人数・歩合率の3つを覚えて、次に開いたときに入った状態になります。 これも押すには無料の会員登録が要ります。登録しないまま押すと「覚えておくには、無料の会員登録が要ります」と出ます。
この画面で必ず打つのは、上から順に6つです。止まりやすいところは、1つ埋めた時点で赤い箱が出ることと、答えが打つ場所の上と下に分かれていることの2つに集まっています。赤い箱が出たら、その下の欄をまだ埋めていないだけです。
歩合率を動かすと、スタッフ1人あたりの支給額と、店の営業利益に何が起きるかを同時に計算します。歩合率1%が、店とスタッフそれぞれにいくらなのかを出します。
登録なしで、無料でお使いいただけます。
- 「1%でいいので上げてもらえませんか」と言われました。この1%は、いくらのことですかスタッフから「1%でいいので」と言われて、返事に詰まる。その1%がいくらか、決まっていないからです。店の側にも、スタッフの側にも、金額があります。
- 9月の歩合が、売上は同じなのに15,000円増えました。どこかで間違えたのでしょうか売上は先月と同じなのに、歩合だけが増えていました。指名とフリーの分かれ方から、増えた分を探します。
- スタッフ3人のお給料を、1万円ずつ上げたい。お客様は月にあと何人要るのでしょうかお給料を上げたい。けれど、上げたあとも店が回るのかが分からず、まだ切り出せずにいませんか。上げる金額を、お客様の人数に直します。
- 毎月1,450,000円が出ていく店で、1,450,000円を売れば赤字にならないのか毎月出ていくお金が1,450,000円なら、1,450,000円売れば赤字にならない——そうはなりません。足し算ではなく割り算です。
- 📊 損益分岐の月商(いまの店)上げたあとの歩合率のまま、毎月いくら売れば赤字にならないかが出ます。
- 💴 今月の歩合の支払額今月の売上と歩合率から、スタッフお一人ずつの支払額と合計が出ます。
サロン電卓には、いま35本の道具があります。道具の一覧を見る →