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来月の予約が、去年の同じ月の37.8%でした。まずいのでしょうか

2026年9月18日

美容室の話です。スタイリストは3人、1店舗。平均の客単価は8,000円で置きます。

9月も終わりが見えてきたころ、来月の予約表を開きました。ぱらぱらとしています。去年の10月は、もっと埋まっていた気がする。

ところが、去年の予約表はもう手元にありません。残っているのは「去年の10月に180人のお客様が来てくださった」という、月が終わったあとに数えた人数だけです。

比べたいのに、比べる相手がいない。みなさんも、この形で止まったことがあるのではないでしょうか。

この記事は、来月の予約表を数えたあと、その数をどう読めばいいのかだけに答えます。

去年に並ぶまで、あと112人です

先に、使う数字を並べます。この店の場合は、こうなりました。

  • 来月(2026年10月)にいま入っている予約 68人
  • 去年の2025年10月に来ていただいた人数 180人

112人という数字は、どこから出てきたのか。去年の180人から、いま入っている68人を引きます。180から68を引くと、112。これが、去年と同じ人数まであと何人かという数なのです。

割合でも出ます。68を180で割ると、0.3777…。100をかけて、37.8%です。

客単価8,000円をかけると、予約ぶんの売上も出ます。68人に8,000円をかけて、544,000円です。

ここまでは、電卓があればできます。引き算が1回、割り算が1回、かけ算が1回です。

68人・180人・8,000円は、例として置いた値です。実際に測ったお店の数字ではありません。ご自分の店の予約表と、去年の来店人数に置き換えて読んでください。

37.8%を、埋まり具合と読まないでください

いちばん大事なところを書きます。

37.8%を見た瞬間、「4割も埋まっていない」と読みたくなります。そう読まないでください。

割り算の上にある68人と、下にある180人は、性質が違う数字です。 180人は、終わった月の人数です。68人は、まだ1日も始まっていない月の、いま数えた時点の予約です。

10月はこれからです。予約はまだ入ります。当日にお越しになる方もいます。キャンセルも出ます。だから37.8%は、「もう埋まった割合」ではないのです。

言い方を変えます。37.8%は、去年のゴールに対して、いまどのあたりを走っているかという途中の位置です。何%埋まったか、ではありません。

その月が終わったときの人数は、出しません

「このペースなら、10月は何人になりそうか」を出してほしい。そう思われるはずです。

出しません。理由は1つです。

同じ68人でも、月末の3週間前に数えたのと、3日前に数えたのとでは、意味がまるで違います。 3週間前なら、まだ入る余地が大きく残っています。3日前なら、ほぼこのまま終わります。

そして、68人という数そのものは、それがいつ数えられた人数なのかを持っていません。持っていないことから、その先を当てにいかない。この記事では、そう決めています。

出るのは、いま数えた時点のことまでです。その先は出しません。

比べる相手は、去年ではなく先月の予約です

では、37.8%は何の役に立つのか。1回だけ数えたのでは、正直なところ、あまり役に立ちません。

役に立つのは、2回目からです。

毎月おなじころに数えて、その数を日付と一緒に書き留めておいてください。次の月に、前の月の同じころの人数と並べられます。この店の場合は、こうなりました。

先月の同じころ、8月29日に9月の予約を数えたときは61人。今回は68人。7人多い。ここで並べているのは、予約の数どうしです。終わった月の人数とは比べていません。

比べられるのは、毎月おなじころに数えたときだけです。 月末の3日前と3週間前では、同じ人数でも意味が違うからです。

ですから、いちばん使えるようになるのは、去年の数字でも他店の数字でもなく、毎月おなじころに数えた自分の数字なのです。

1回目には、比べる相手がいません。正直に書いておきます。だからこそ、1回目を今日つくっておいてください。

112人が埋まるかどうかは、分かりません

出していないものを並べます。この計算は、次のものを見ていません。

  • これから何人入るか。残りの日数も、予約の入り方も見ていません
  • キャンセルと、当日にお越しになるお客様
  • 予約1件ごとのメニューと金額の違い。客単価1本を掛けているだけです
  • 去年と今年で、席数やスタッフの人数が変わっていること
  • 定休日と、営業日数の違い

営業日数の違いは、とくに効きます。去年の10月と今年の10月で、営業日数が同じとはかぎりません。 去年が26日で今年が24日なら、180人という去年の人数は、はじめから今年と揃っていないことになります。

そして、いちばん大きい限界を1つ。112人が埋まるかどうかは、この数字からは1文字も分かりません。分かるのは、あと何人かという距離までです。

毎月続けるための道具があります

ここまでの計算は、紙と電卓でできます。ただ、毎月おなじころに同じ引き算をして、前の月の数字と並べる。それを1年続けるとなると、続けること自体が仕事になります。

その計算のほうを引き受ける道具として、サロン電卓に「来月の予約の入り具合」があります。予約表を数えた人数と、去年の同じ月の来店人数と、客単価。この記事で使った3つを渡すと、112人と37.8%と544,000円が、そのまま出ます。

予約システムにもレジにも繋いでいません。人数を手で入れる道具です。 お客様の名前も、予約の中身も、この道具は1文字も扱いません。

あと112人という距離を、どう縮めるか。その打ち手のほうは、別の記事で数字にしています。いまのお客様に、いつもより1週間早く戻っていただいたら月商がいくら変わるか、という話です。

まずは来月の予約表を開いて、件数を数えてください。今夜のうちにできます。数えた数を、日付と一緒に書き留めておいてください。そして来月の同じころに、もう一度数える。2回目からあなたが見ているのは、去年でも他店でもなく、先月の自分の店になるはずです。

この記事で使った道具
📆 来月の予約の入り具合

来月いま何人の予約が入っているかを入れると、その予約ぶんの売上と、去年の同じ月に対して何%かが出ます。予約システムには繋ぎません。人数を手で入れます。

登録なしで、無料でお使いいただけます。

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