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予約サイトを2つ使っています。掲載料をまとめて割った4,500円は、どちらのサイトの数字でしょうか

2026年10月23日美容室の場面で書いています

美容室の話です。1店舗で、1か月にお受けするお客様は290人です。そのうち、新規の方が40人、再来の方が250人でした。

予約サイトは2つに載せています。

  • 1つ目のサイト 掲載料 月150,000円 来た新規の方 30人
  • 2つ目のサイト 掲載料 月30,000円 来た新規の方 10人

2つのサイトとも、払っているのは毎月決まった掲載料だけです。売上の%や、予約1件ごとに払う分はありません。

新規の方の初回の売上は、平均10,000円です。金額は店によって違います。ここでは一例として、この店の数字で計算します。金額はすべて税抜です。

掲載料を足すと、月180,000円です。新規の方の40人で割ると、お一人あたり4,500円になります。

客単価1万円ほどの店で、新規の方お一人を迎えるのに3,000〜5,000円ほど、という目安を聞くことがあります。4,500円は、その幅の中です。

この店で、新規お一人にかけられる上限は4,300円です。出し方は、あとで書きます。4,500円は、上限を200円上回っています。

200円なら、2つとも続けて様子を見よう。そう読んで、来月の掲載を決めかけていませんか。

4,500円は、どちらのサイトの数字でもありません。1つ目は5,000円、2つ目は3,000円です

先に答えを書きます。

サイトごとに、そのサイトの掲載料を、そのサイトから来た新規の人数で割ります。

  • 1つ目のサイト 150,000円÷30人 → お一人あたり5,000円
  • 2つ目のサイト 30,000円÷10人 → お一人あたり3,000円

上限の4,300円と並べます。

  • 1つ目のサイト 上限を700円上回る
  • 2つ目のサイト 上限より1,300円下

上限を上回っているのは、1つ目のサイトだけです。2つ目のサイトは、上限の内側にあります。

冒頭の3,000〜5,000円の目安で見ると、1つ目の5,000円は上の端、2つ目の3,000円は下の端です。

まとめて割った4,500円は、この2つが混ざった数字です。どちらのサイトにも当てはまりません。

合計の200円は、2つの差が打ち消し合った残りです

上限との差に、それぞれの人数をかけます。

  • 1つ目のサイト 700円×30人=月21,000円 上限より上
  • 2つ目のサイト 1,300円×10人=月13,000円 上限より下

21,000円から13,000円を引くと、8,000円です。まとめて割った200円に40人をかけた額と、同じになります。

1つ目のサイトの21,000円が、2つ目のサイトの13,000円に隠れて、合計では8,000円に見えていました。

5,000円と3,000円を足して2で割ると、4,000円になります

サイトごとの金額を出したあと、2つを足して2で割りたくなるかもしれません。4,000円になり、上限の内側に見えます。

この4,000円は、店が払っている金額のどれにも当たりません。1つ目のサイトから来た方は30人、2つ目は10人で、人数が違うからです。

店全体のお一人あたりは、掲載料の合計を、新規の人数の合計で割った4,500円です。サイトごとに見るときは、5,000円と3,000円です。

上限の4,300円は、1回で終わる場合の金額です

上限の4,300円は、新規の方が1回のご来店で終わるとして、ここまでなら取り戻せる、という金額です。

新規の方の初回の売上10,000円から、材料費の7%を引くと、9,300円が残ります。そこから、お一人あたりの毎月かかるお金を引きます。家賃・人件費・その他で月145万円を、その月に来た290人で割った5,000円です。掲載料は、145万円に入れていません。

どちらのサイトから来た方も、初回の売上は同じ10,000円と置いています。それで、2つのサイトに同じ上限を当てています。

1つ目のサイトから来た方の初回の売上が高い店では、1つ目の上限も高くなります。

1つ目をやめる、2つ目に寄せる。どちらも、この数字からは決まりません

1つ目のサイトの700円は、初回のご来店1回だけでは戻らない分です。2回目に来ていただければ、戻ることがあります。

2つ目のサイトが安いから、2つ目に寄せればいい、とも言えません。2つ目の掲載料を上げたときに、来る方が同じ割合で増えるかは、どの数字からも分かりません。

この計算は、次のものを見ていません。

  • そのサイトが無くても、来ていただけた方かどうか
  • 新規の予約に付いたクーポンの値引きの分と、ポイントの分
  • 掲載が、再来のお客様の予約に効いている分
  • 2回目以降に来ていただけるかどうか

出るのは、サイトごとのお一人あたりと、上限との差だけです。どちらのサイトから、どんな方が来ているかを知っているのは、店のほうです。

サイトごとに、1行ずつ入れる道具があります

サロン電卓の「掲載料の、新規お一人あたり」は、サイトごとに、払い方を選んで、掲載料と新規の人数を入れる道具です。3つまで分けて入れられます。売上の%や、予約1件ごとに払う分があるサイトも入れられます。

この店では、こう入れました。

  • 1つ目のサイトへの払い方は「毎月決まった額だけ」のまま、1つ目のサイトの掲載料 150000、そのサイトから来た新規のお客様の人数 30
  • 「+ もう1つのサイトを足す」を押して、2つ目のサイトも「毎月決まった額だけ」のまま、2つ目のサイトの掲載料 30000、人数 10
1つ目のサイトへの払い方で「毎月決まった額だけ」が選ばれ、掲載料150,000円と新規30人。2つ目のサイトも「毎月決まった額だけ」で、掲載料30,000円と新規10人が入っていて、その下に「+ もう1つのサイトを足す」のボタンがある
画面の見本です。

その下の2つの欄は、空のままでも計算できます。この店では、新規の平均単価に10000、新規お一人にかけられる上限に4300を入れました。

画面のいちばん上の枠に、まとめて割った4,500円が出ます。その下に、初回の売上の45%と、上限を200円上回っていることが出ます。

掲載料は、新規お一人あたり4,500円/人。新規の初回の売上の45%、上限の4,300円を、200円上回っています、と出ている。その下に「上限と並べた差は、掲載を続けるか、やめるかを示すものではありません。」の一文がある
画面の見本です。

サイトごとの数字は、入力欄より下に出ます。サイトを2つ以上入れたときに出る、1行ずつの内訳です。

内訳。1つ目のサイト5,000円/人(150,000円÷30人)上限を700円上回る、2つ目のサイト3,000円/人(30,000円÷10人)上限より1,300円下、合計4,500円/人(180,000円÷40人)と出ている
画面の見本です。

上限の4,300円は、「新規とリピートの採算」の、「そこから、1人あたりの毎月かかるお金を引いた金額」です。新規と再来の人数、新規の平均単価、毎月かかるお金を入れると出ます。業種で美容室を選ぶと、材料費は7%が入ります。

来月の掲載料を払う前に、先月の新規の方の人数を、サイトごとに数えてください。数えるのは、予約サイトの管理画面のネット予約のうち、初めて来店された方です。

サイトごとに分けられないときは、まとめて割った数字しか出ません。その数字は、どちらのサイトの数字でもありません。

この記事で使った道具
🧾 掲載料の、新規お一人あたり

予約サイトの毎月の掲載料と、売上の%や予約ごとに払っている分、そのサイトから来た新規のお客様の人数を入れると、新規お一人あたりいくら払っているかと、サイトに払う総額が出ます。サイトごとに3つまで分けて入れられます。

登録なしで、無料でお使いいただけます。

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