← 読みものの一覧に戻る

美容室で、歩合の人と、席料をいただいている人がいます。「今月の歩合の支払額」には、どう入れますか

2026年10月27日美容室の場面で書いています

美容室の話です。1店舗で、スタイリストは3人。2人は歩合で、1人は毎月決まった席料をいただいて働いています。「今月の歩合の支払額」を開いて、席料の人の行で手が止まっていませんか。

以下、美容室の1店舗を例に書きます。金額・率は、すべて例として置いた値です。

先に答えを書きます。席料をいただいている人は、「働き方」で[席料制]を選びます。入れるのは、その人の売上と、毎月の席料の2つです。率の欄は出ません。 支払額は、売上から席料を引いた金額で出ます。

答えは、入れる欄より上に出ます

開くと、見出しに「2026年9月の歩合」のように先月の年月が出て、その下に「どの月の歩合ですか」の欄があります。先月が入って開くので、別の月の計算なら、ここで選び直します。

支払額の表は、入れた人の欄がそろうと、年月の欄のすぐ下に出ます。まだ入れていない行は0円と出ます。入れている途中は、同じ場所に「まだ支払額を出せません」と出て、誰のどの欄が空かが並びます。壊れてはいません。

行は2人分です。3人目は[人を足す]で出します

開いたときの行は、「1人目」「2人目」の2つです。いちばん下の[人を足す]を押すと、3人目の行が出ます。

各行のいちばん上は「呼び名」です。欄の下に「本名でなくてかまいません。」とあります。ここでは、Aさん・Bさん・Cさんと入れます。

歩合の2人は、指名とフリーに分けて入れます

「働き方」は、はじめから[歩合制]が選ばれています。Aさんの行は、こう入れます。

  • フリー売上(円) 250000
  • 指名売上(円) 450000
  • フリー率(%) 45
  • 指名率(%) 50

指名とフリーの分け方は、欄の下に「その伝票に指名が付いたか」だけ、と書いてあります。レジの記録で分かります。

「材料費の扱い」は、この店は材料費を引かずに率を掛ける決まりなので、[引かない]のままです。「席料(円・任意)」は空のままにします。

1人目の行。呼び名にAさん、働き方は歩合制。フリー売上(円)に250,000、指名売上(円)に450,000、その下に、分け方は「その伝票に指名が付いたか」だけで、レジで分かると書かれている。フリー率(%)に45、指名率(%)に50、材料費の扱いは引かないが選ばれ、席料(円・任意)は空
画面の見本です。

Bさんの行も同じ形で、フリー売上に380000、指名売上に120000、率は45と50を入れます。

席料の人は、[席料制]を選びます

3人目のCさんの行で、「働き方」の[席料制]を押します。

すると、フリー売上・指名売上・2つの率・材料費の扱いの欄が消えて、「売上(円)」と「席料(円)」の2つだけになります。

  • 売上(円) 800000
  • 席料(円) 240000
3人目の行。呼び名にCさん、働き方は席料制が選ばれている。欄は売上(円)に800,000、席料(円)に240,000の2つだけで、フリー率・指名率・材料費の扱いの欄は出ていない
画面の見本です。

席料の欄を空のままにすると、「Cさん:席料が空です」と出て、支払額の表は出ません。

[席料制]は、席を借りて、ご自分の判断で働く人のための選び方です。出勤の時間や入る場所を店が決めているなら、席料と書いた契約でも、雇用のスタッフとして扱われることがあります。

支払いの合計1,128,500円、店に残るのは871,500円と出ます

3人分を入れると、年月の欄のすぐ下に表が出ます。

  • Aさん 337,500円
  • Bさん 231,000円
  • Cさん 560,000円
  • 支払いの合計 1,128,500円
  • 店に残る 871,500円
支払額の表。Aさん337,500円、Bさん231,000円、Cさん560,000円。支払いの合計1,128,500円、店に残る871,500円。その下に、税金・社会保険は入っていません、支払いの手取りではありません、と書かれている
画面の見本です。

Cさんの560,000円は、売上800,000円から席料240,000円を引いた金額です。

表のすぐ下に「税金・社会保険は入っていません。支払いの手取りではありません。」と出ています。店に残る871,500円も、3人の売上の合計から支払いの合計を引いただけの金額で、材料や家賃を引く前の数字です。

表に出るのは、売上と率から出した金額だけで、固定給や手当、残業代は入っていません。雇用のスタッフに歩合だけで払う店では、働いた時間に応じた一定額の保障と、最低賃金を下回らないことが要ります。

席料の人を、70%の歩合として入れると

Cさんの席料240,000円は、今月の売上800,000円の、ちょうど30%です。

ですから、Cさんの行を[歩合制]のままにして、フリー売上に800000、フリー率に70を入れても、今月は同じ560,000円が出ます。

ずれが出るのは、売上が動いた月です。Cさんの来月の売上が600,000円なら、こうなります。

  • [席料制]で入れた場合 600,000円−240,000円=360,000円
  • 70%で入れた場合 600,000円×70%=420,000円

70%で入れると、60,000円多く払う額が出ます。 売上が今月より多い月は、反対に少なく出ます。

席料は、売上がいくらの月でも同じ金額です。率に直した70%は、売上が800,000円だった今月にしか合いません。

Cさんの行の「働き方」を見ます

今夜やることは1つです。席料をいただいている人の行を開いて、「働き方」が[席料制]になっているかを見てください。[歩合制]で率を入れていたら、[席料制]に替えて、売上と席料を入れ直します。

この記事で使った道具
💴 今月の歩合の支払額

スタッフごとの今月の売上と歩合率を入れると、お一人ずつの支払額と、支払いの合計・店に残る金額が出ます。

登録なしで、無料でお使いいただけます。

この記事に関係する読みもの
一緒に見ておく道具
  • 🗓️ 今月の締めの1枚出た支払いの合計を「払った人件費」に入れると、その月にいくら残ったかが1枚で出ます。

サロン電卓には、いま37本の道具があります。道具の一覧を見る →

美容室の歩合と席料。同じ店で2つの払い方を入れる|サロン電卓