新規のご予約が減りました。クーポンをもう少し下げれば、戻るでしょうか
2026年9月25日
美容室の話です。スタイリストは3人、1店舗。
新規のお客様のご予約が、先月より少ない月がありました。
予約サイトに出しているお店のページを開きます。まず目に入るのは、クーポンの値段です。あと1,000円下げようか、と考えはじめたところです。
みなさんも、ページを見直すとなると、まずクーポンの値段と写真に手が行っていませんか。
ただ、値段を下げても、ページに書いていないことは、書いていないままです。お客様が予約の手前で止まっているのは、値段でしょうか。
この記事は、その1点だけに答えます。
以下、美容室のページの話に絞ります。アイサロンやネイルサロンでは、見る項目のうちいくつかが入れ替わります。
直すのは値段ではなく、書いていない項目です
先に答えを書きます。
クーポンを下げる前に、ページに書いていない項目を1つだけ書き足します。
お客様は、お店のページを読み物として読んでいるのではありません。予約を決めてよいかを、確かめているのです。
何分かかるのか。その値段に、シャンプーとブローは入っているのか。髪が長いと、追加でいくらかかるのか。行けなくなったら、どこに連絡すればいいのか。
このうち1つでも書かれていないと、その場では決められません。決められないまま閉じたページに、戻ってくるとは限りません。
値段は、書いてあることの中で比べるものです。書いていないことは、値段を下げても埋まらないのです。
見る項目は12。上から順に並べます
お店のページで見る項目は、全部で12です。美容室の場合、上からこの順に並べます。
- 所要時間
- シャンプー・ブローが料金に入っているか
- 長さや量で追加の料金が出るか(ロング料金)
- 変更とキャンセルの連絡方法
- 初めての方への案内
- 支払いの方法
- 場所と行き方
- 営業時間と定休日
- お子様連れのこと
- 使っている薬剤やこだわり
- 写真がいつのものか
- 指名の料金
この12項目と並び順は、この記事の最後で紹介する道具が持っているものを、そのまま使っています。この12がそろえば予約が来る、という意味ではありません。
並びを上から読むと、ひとつの筋が見えます。
- 上の4つは、予約を決めるその場で、答えが要ることです。その日に何時間空けられるか。全部でいくら払うのか。行けなくなったらどうするか
- 真ん中の4つは、予約したあと、来店する日に困らないためのことです
- 下の4つは、書いてあると安心が増えることです。お子様連れや指名のように、気になるかどうかが人によって分かれるものも入っています
上から順に見て、最初に書いていなかった1つが、今日書き足す1つです。
いちばん悪いところを探すのではありません。上にあるものから先に書く、というだけです。
いちばん上の「所要時間」を、書いたつもりになっていませんか
メニューの並びに、値段は書いてあっても、何分かかるかは書いていない。そんなことはありませんか。
ここで、見落としやすいことが1つあります。
ページの最初に「駅から徒歩3分」と書いてあると、「分」の字が目に入ります。それで、時間のことは書いてある気がしてしまいます。
「徒歩3分」の3分は、行き方の時間です。施術にかかる時間ではありません。
書き足すのは、メニューごとの時間です。「カット 60分」「カット+カラー 120分」のように、値段の横に並べます。この60分と120分は書き方の例です。実際の時間は、自分の店の数字に置き換えてください。
同じことが、2番目の項目でも起きます。
メニューに「炭酸シャンプー +1,100円」があると、シャンプーのことは書いてある気がします。でもそれは、足せるものの話です。カットの値段にシャンプーとブローが入っているかは、書いていません。この1,100円も、書き方の例です。
営業時間も同じです。「年中無休」は、休みの日のことしか言っていません。何時から何時までかは、別に書きます。
書いてある言葉があることと、お客様の問いに答えていることは、別なのです。
次にページを更新する前に、やること3つ
では、やることを3つにまとめます。
- お店のページを上から12項目に当てて、最初に見つからなかった1つを選びます
- その1つが、ページの別の場所に出ていないかを確かめます。予約サイトによっては、営業時間や支払い方法が、紹介文とは別のところに出ていることがあります
- 次にページを更新するとき、その1つだけを書き足します
やらないことも、2つ書いておきます。
1つめは、12を一度に全部書き足すことです。一度に全部やろうとして、結局そのままになっていませんか。1回の更新で、1つ。 書いていなかったものが、1つずつ書いてある状態になっていきます。
2つめは、書き足す前に、クーポンを下げることです。書いていない項目で止まっているお客様には、値段を下げても届きません。値引いた分が、次に何人来ていただければ戻るのかは、別の記事で数字にしています。
書き足して、ご予約が増えるかどうかは分かりません
この12項目で見ていないものを並べます。
- 書いた中身が、お客様に伝わるかどうか
- 写真の見え方
- 料金が高いか安いか
- 他のお店のページと比べてどうか
12項目がぜんぶ書いてあっても、「よくできている」という意味ではありません。書いてあるかどうかを見ているだけです。
そして、いちばん大きい限界を1つ。書き足したあとに、ご予約が増えるかどうかは、ここからは分かりません。分かるのは、書いていなかったものが、書いてある状態になることまでです。
12項目に当てる手間を、引き受ける道具があります
ここまでやったのは、お店のページを12項目に上から当てて、最初に見つからなかった1つを選ぶことだけです。ただ、更新のたびに12を1つずつ当てるとなると、それ自体が手間になります。
その手間のほうを引き受ける道具として、サロン電卓に「予約サイトの掲載もれ点検」があります。お店のページの紹介文とメニューの文章を渡すと、この記事の12項目を上から見て、見つからなかった最初の1つを名指しします。
お客様が見ている公開のページから、文章をコピーして渡します。渡した文章のほかは見ません。予約サイトのお店側の管理のページは開きません。文章を書き直すこともしません。
見ているのは、その言葉が書かれているかどうかだけです。「徒歩3分」の3分や、「炭酸シャンプー」のシャンプーを、書いてあるものと取り違えることもあります。名指しされなかった項目も、最後は自分の目で確かめてください。
https://salondentaku.com/apps/listing-gaps
まずは今夜、お店のページを開いて、メニューの横に何分かかるかが書いてあるかを、1行ずつ見てみてください。書いていなかったら、それがあなたの店の、次の更新で書き足す1つです。
いま出している予約ページの文章を貼ると、お客様が知りたいのに書かれていない項目を1つ名指しします。管理画面は開きません。
登録なしで、無料でお使いいただけます。
- 予約サイトのページを点検する画面で、何を貼れば答えが出ますか紹介文を貼った。けれど、答えがどこに出たのか分からず、止まっていませんか。
- 休みのお知らせを貼ったのに「料金」と出ました。どこを選び直せばいいですか休みのお知らせを貼った。なのに「料金」が書かれていない、と出て、止まっていませんか。
- 新しいメニューのお知らせ。言い回しを整えれば、予約は入るでしょうか新しいメニューをInstagramで知らせる文章。言い回しを何度も整えていませんか。その前に、書いていないことが残っています。
- 仕上がりの写真を窓のそばで撮ることにしました。撮る前に見るところは、同じでいいでしょうか影が気になって、仕上がりの写真を窓のそばで撮ることにしました。撮る前の確認は、店内で撮っていたころのままで足りるでしょうか。
- 🏷️ 値引き・クーポンの損益クーポンを下げる前に、いまの値引きで手元にいくら残ったかが出ます。
サロン電卓には、いま35本の道具があります。道具の一覧を見る →